歩行の予後予測の概要
この記事にたどり着いた人は実習生や新人さんでエビデンスを求めているかもしれません
しかし、、、結論から申し上げると、データによる予後予測はありません。これが現状です。
おそらくバイザーや指導者に聞いてみても出てこないと思うので、強く求められることはないでしょう。
その中で医療ですので、どのように考えていくのかをお伝えします。
つまり。。。研究するのにはいい分野なのではないでしょうか
臨床での予後予測はどうしているか?
臨床経験をもとに予測しています。
それを具体的にお伝えしていこうとおもいます。
ただし、これは回復期病棟のレベル(チーム力)とリハのレベルに関わるので働いている場所によって異なる可能性も十分にあり得ます。
予後予測でわかっていること=予後不良因子
大腿骨近位部骨折の治療ガイドラインによると
認知症、年齢、もともとの歩行能力が低い方は予後が不良とのことです。
これらに当てはまるかどうかはチェックするようにしています。
大腿骨近位部骨折の予後予測の経験談
初めに言っておきます。私の経験談なので、注意して情報として扱ってください。
それでも新人さんには役立つと思うので具体的に書かせていただきます。
【スムーズに良くなるパターンの人】
リハビリの大前提として、最高にうまくいって病前と同様の歩行手段となる。基本的には1段階下がることが多い。つまりもともと独歩で自由に歩いていた人は短距離独歩伝い歩きにdownや杖だった人は歩行者歩行などになりやすい
条件①回復期入棟時:歩行器歩行が見守りでできる
条件②上記の予後不良因子が強くない、特に認知症は厳しいことが多い
条件③痛みに敏感すぎない(例:触るのも嫌なくらい)
条件④既往に脳卒中や下肢の骨折がない
これらの人はだいたい1段階downから病前と同じ歩行手段を狙えると思います
【予測できない人】
回復期入棟時に歩行器でほとんど歩けない
例えば痛みが強すぎる→炎症の遷延
膝折れが生じている→代償ができていないので元々の能力が低すぎる
などが考えられるので、実際やってみないとわからない。
ですが、このような方でも独歩まで行ける方もいるので、諦める必要はありません。
なので、予測できない人とお伝えしました。
予後予測の問題=患者様の限界を決めてしまう
医療は科学的でないといけないので、治療のエビデンスが必要であり、どのくらい良くなりそうかなどある程度説明できる必要があります。
ただし、あまりにもデータに拘っていると、この症例はよくならないんだと思って関わってしまうリスクがあります。あくまでデータなので、人間の可能性はそれぞれ異なります。また、このようなデータはビックデータの処理過程で色々な取り込み基準をもとに作成しているため、あなたが今目の前にしている患者様はデータに沿っていない可能性も多々あります。
回復期は患者様にとって最後の砦になることも少なくないです。例えば、歩けないから施設に入ることになるなど、私たちの関わりが重要になります。
諦めずにリハビリを提供していきましょう!

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